
A. (1)喫茶店
「設計製図」では、さまざまな建築物の設計にチャレンジしたのですが、特に思い出深いのが喫茶店です。そのときの課題は、ある指定された場所にお店をつくるというものでした。計画を立てるにあたって、まずは指定された場所に足を運び、現地を調査。大通りから一本脇の道沿いにあったその場所と周辺の雰囲気から、ゆっくりとくつろげる喫茶店をつくろうというアイデアが浮かんできました。周辺に緑が多かったことからログハウス風の2階建ての建物を設計。1階でケーキなどを販売し、2階を飲食できるスペースにしました。また、より広々とした空間を演出するために天井をつけませんでした。この作品は先生からも高く評価していただき、大きな自信になりました。
一方、研究室では、新しい鉄骨の接合方法の開発に取り組みました。そもそも鉄骨は組み立ててつくるため、大きな地震などがあると、つなぎ目がこわれてしまう危険性があります。これまで鉄骨の接合は溶接が主流でした。しかし溶接には高度な技術と経験が求められます。もっと簡単で安全性の高い接合方法はないだろうか。私たちの研究では、溶接ではなく、くさびの原理を利用した接合方法に注目しています。試験体を使って、鉄骨が抜けないかどうかの実験を行い、そのデータを解析して改善点を明らかにし、次の実験計画を立てるといったことを繰り返しています。自分たちで一つひとつの問題について考え、クリアしていく過程がとてもおもしろいです。