情熱インタビュー #01

企業との共同研究プロジェクトで、発電用ダムの河川流量を予測。
電気工学専攻2011年3月卒業
T・Y 長野県篠ノ井高校出身

再利用できるエネルギー資源は
次のうちのどれ?

A. (3)ウラン
原子力発電所から使用済みのウラン燃料を再処理し、リサイクルして再利用するプルサーマルという方式を、さまざまな発電所がすでに採用しています。経済的・技術的な課題は残りますが、資源の有効利用の意味では大いにメリットがある方式です。また、近年は太陽光発電を大規模に行うメガソーラー計画も全国各地で進んでいます。資源枯渇や廃棄物の問題を見すえたクリーンエネルギーの取り組みは、今たいへん活発になってきているのです。
このようなエネルギー利用の現状を、僕は中部電力のテクノフェアという展示会で学びました。展示会に参加したのは、「電力システム工学」でエネルギー利用に関するレポート作成を求められたのがきっかけ。この授業は中部電力で活躍する社員の方が講師を担当し、社会で求められる知識や現場の裏事情などが学べる点がとてもユニークです。
僕はこうした授業などを受けて自然エネルギーの有効活用法に関心を持つようになり、今は研究室で水力発電に関する研究に取り組んでいます。テーマは「発電用ダム上流域における河川流量予測精度向上に関する研究」。ダムは貯水量がおおむね決まっており、また発電用に放水する量もある程度の計画性が必要です。貯水量や発電量をコントロールするためには、上流からどれだけの水がダムに流れ込んでくるのかを予測することが大切。そこで僕は電力会社の方にさまざまな地域の膨大な雨量データをいただき、どの地域の雨がダムの流量に深く関わっているのかなどを分析しています。企業との共同研究で、2カ月おきに報告書を作成します。研究成果の報告会は緊張感がありますが、同時に、社会を支える仕事に関われることには大きなやりがいも感じます。